- カテゴリー:堀内製油のこと
- 2018.06.13
原点の生業
熊本も梅雨にはいっていますが
梅雨の合間の快晴で、もう夏かという暑さになっています。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
先日、「農場のこと」でなたねの収穫をご紹介してましたが
工場へのなたねの委託が始まっています。
なたねの委託?????
なたねの委託とは、農家さんが自分で栽培されたなたねを
選別、乾燥までされて、工場に持ち込まれ、弊社がその種を搾り
油と油粕をお渡しすることをうちではそう言っています。
そもそも、今年で創業71年目になるのですが、創業当時は
戦後で食糧難の時代で自給自足が当たり前の時代だったそうです。
工場の周りは田園風景が広がっていて、農家さんは、お米を
つくり、裏作で、なたねを栽培されていたそうです。
家庭菜園でもよくなたねを作っていたそうです。
1年分のおこめと1年分の油を確保されていたんですね。
その時代に、初代義信は、戦後、群馬から故郷熊本に帰り
油を搾る製油業を始めました。
初代の、最初の名刺には、堀内製油の文字はなく
製油業 堀内義信とだけ書かれています。
いまだに、なたねの受付をしていると
初代のおもいで話を教えてくださるお客様もいらっしゃいます。
このなたね委託は堀内製油の原点ともいえます。
この風習は、昔の日本の原風景だと強く感じる今日この頃です。
最近の記事
-
- 農場のこと
- 2024.09.11
-
- 氷川町のこと
- 2024.09.09
-
- 農場のこと
- 2024.09.06
-
- 堀内製油のこと
- 2024.07.05
-
- 農場のこと
- 2024.07.02