堀内製油

method

原料を一度だけ圧力で搾る一番搾りの油。
原料の風味が香る自然の油。

「堀内製油」の守るべき伝統

「堀内製油」では、創業以来、変わらず昔ながらの「古式圧搾製法」と「一番搾り」にこだわっています。生産性や効率を考えれば、決して楽な方法ではありませんが、先代以来、この製法こそが本物の油を生み出すために最も適していると考え、これからも守り通して行くことを皆様にお約束します。

堀内製油は圧搾法

油のしぼり方には大まかに「抽出法」と「圧搾法」という2つの方法があります。抽出法は、ヘキサンという溶剤をかけて原料から油をとりだします。この油は黒く、臭いも強いため色をぬき(脱色)、臭いをとります(脱臭)。この抽出法では、効率よく油を搾ることができるので市場では安価に流通しています。

堀内の油とほかの油はどう違う?

原料に圧力をかけて搾る圧搾法は手間や時間がかかる上、抽出法に比べ採れる油の量も少なくなりますが、余分な脱色・脱臭などの精製をしないため、油に原料本来の風味や栄養分がそのまま残され、自然の味や香りを楽しむことができます。当店の油は。すべて圧力しぼりの油。そして、原料を一度だけ搾った「一番油」です。

古式圧搾製法

  • 焙煎

    厳選された原料を、煎り釜でじっくりと焙煎します。使う原料、その日の天候などで微妙に温度を調節します。
  • 圧搾

    圧搾機を使い、原料を1回だけ搾り搾油します。70年間変わらぬ、こだわりの一番搾りです。
  • 温水洗い

    搾油した原油に温水を加え、油に含まれる不純物を取り除く工程。水は油よりも比重が重いので、不純物は水と一緒に沈殿します。
  • ろ過

    不純物を取り除いた油を、さらに和紙製のフィルターに通し、ろ過します。ここまで、およそ1週間の時間をかけ、ようやく一番搾り油の完成です。
  • 充填

    濾過した油は、製品タンクに移され、各それぞれの瓶に充填していきます。容器でもすぐに捨てられる、ペットボトルのご希望が多いですが、確実に空気に触れない、瓶、缶の容器を使用しています。1本、1本、目視しながら真心も充填しております。
  • ラベル貼り

    ラベル貼りは、1枚ずつ手作業で貼っていきます。先代のころから受け継がれてきている貼り台をつかい、高さ角度を調整する作業は、まさに経験がものを言う作業です。箱に詰めるまで、何人もの目を通し検品しお客様の元へお届けいたしております。